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『時限人形』 原書房
川辺の原点 本格ミステリへのオマージュ 本屋さんに無料でお届けe-honさんこちら
『焼け跡のユディトヘ』 原書房
島田荘司選第6回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作 こちら

私の歴史

2014.01.22 (Wed)
0歳 
大乱歩と同じ10月21日。自宅で生まれる。生後10ヶ月で歩く。焦る性格はこの頃から。「1歳前に歩くと魔が宿る」という伝承より、餅を背負って転ばせられる。

5歳 
幼稚園は、重役なみの出席率。目立たず騒がず。一茶の句を愛し、「星は黄色ばっかりじゃないよ」と保母に意見するような可愛げのない子だった。

6歳
小学校入学。将来何になりたいですか、と聞かれ「小説家」と答える。この頃「小説家」は、石井桃子、あまんきみこ、中川李枝子、アンデルセンと、まだ普通。勧善懲悪のイソップや、お伽草紙。今と同じ。すっきり系を好んだ。

8歳
乱歩の少年探偵団に出会う。ライトを当てて首を消失させるトリックに感激し、自宅にその仕掛けを作りたい、と真剣に願う。

9歳 
親の監視から抜け出しはじめる。この頃の「小説家」。さとうさとる、小川未明、H.Gウエルズ、コナンドイル。ホームズを漁りつつ、子ども向け「源氏物語」を読むが、何が面白いかさっぱり分からなかった。赤毛のアン、若草物語、ポリアンナ。少女小説も普通に読む。「あしながおじさん」シリーズは妙に萌えた。

11歳
ヘッセ「デミアン」に出会う。高橋義孝さんの翻訳がすばらしく、シュトルム、ハイネ等詩的な世界にはまる。美少年好きの素養が芽生える。全集でシェクスピアを読んだが、結構下品でびっくりする。

12歳
嵐が丘、ジェーンエア。ブロンテ姉妹によって、ロマンス小説的世界に目覚める。ホームズ、ビートルズ。なぜ自分はイギリスに生まれなかったのか、本気で悔やしがった。クリスティ。クィーン。ミステリーの古典にはまる。赤毛のレドメイン、皇帝のかぎ煙草入れ。次々にノックアウトされた。同時に漱石、芥川など文部省おすすめの日本文学、神話もこの頃読んだ。卒業アルバムの「将来の夢」は、依然「小説家」で、徐々にまわりから浮き始める。

13歳
中学校入学。ロシア文学にのぼせる。アンナカレーニナ、オネーギン、文学に見えて、案外俗っぽいストーリー。チャイコフスキーにも通じるサービス精神に感涙。サガン、カミュなどフランス文学はぎらつき感がだめで、いまいち好きになれなかった。この年読んだナンバーワンはカラマーゾフの兄弟、抜群のキャラ立ち、珠玉のミステリー。

14歳
大横溝に出会う。八つ墓村、悪魔の手鞠歌、とにかく短編、ジュブナイルまですべて読んだ。自分的に結構好きなのは「三つ首塔」。

15歳
受験の帰りにムンク展に寄って「叫び」をみる。宮原高等学校に入学。ドグラマグラ、虚無への供物。寝ないで読んだ。ニーチェ、フロイトの隣にあった岩波「自負と偏見」が、実は萌えロマンス小説とわかり、得した気分になる。文芸部では斜に構えたエッセイを書く。PN「野沢哲理」。腺病質男なりすましで非難された。

16歳
O嬢の物語。悪徳の栄え、ファニーヒル、家畜人ヤプーなど、いきなり古典18禁にはまり出す。安部公房、寺山修司、ライ麦畑、蠅の王。ちょっと格好もつけはじめる。キング・クリムゾン、ピンクフロイドで難聴気味に。無限に面白い本が待ち受ける幸せな時代が、そろそろ終わる予感がした。

17歳
ハーレクインに出会う。お小遣いがほとんど消えた。源氏のおもしろさが分かるようにもなった。勉強せずに図書館の本を読みあさり、卒業時には「全校生徒貸し出し第2位」であきれられる。

18歳
女子大入学。上京して寮に入る。初めて地元から解放される。

19歳
東京が楽しくて、合コン、サークルと遊び呆けた。占星術殺人事件を読んで、腰を抜かす。折り紙で人型を作って地図に並べ、二度腰を抜かした。

20歳
大人になってふと、また昔の夢を思い出す。本格的に小説を書き始める。

22歳
卒論を適当にすませ、初めて乱歩賞に応募。「無理やりこじつけ型本格風ミステリ」だった。小説現代にPN「井川塔子」が乗って大満足。今見ると周りにすごい面々が。ちなみに卒論はひどい内容だったが、例によって提出日だけは一番乗りだった。

23歳
地元に帰り、建設会社に就職。OLに。コネで入ったというのに、通勤が辛くて数ヶ月でリタイア。塾で小学生を教え始める。

25歳
大阪へ。京都引っ越しを機に、ねこ神2匹が君臨する。

以降~遙か時は流れて
blank! blank! blank!

第50回、第54回 江戸川乱歩賞 一次通過
第9回 日本ミステリー文学大賞新人賞 最終候補
2010年度 2011年度 コバルトロマン大賞 三次通過
第1回 ハーレクインラブストーリーコンテスト 優秀賞
    (ハーレクイン社刊「恋のプリズム」収録)
第29回、33回 横溝正史ミステリ大賞 一次通過
第6回 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞 優秀作
                                現在に至る